『遠野式・循環型林産業』構築への挑戦

 かつて、遠野の山仕事に携わる人々の間には様々な言い伝えがありました。「大木を伐った後にはその伐根に柴を指しておく」という習わしもその一つです。たとえ木を伐っても、後に新たな命が宿るように…という願いと木を植えることの大切さを伝えていくために…
 山と共に生き森の恩恵を受けていた人々は、ごく自然に「生命の巡り」への実感を共有していたのでしょう…
 私たちは、未来へ永久に続く森の生命の巡りこそ、「循環型社会」実現へのキーワードだと考えます。そこで、自然を守るバランスと自然を育てるシステムの構築という視点から、遠野独自の林業の活性化を図る一大プロジェクトが進められました。それが、「森林のくに遠野(遠野地域木材総合供給モデル基地)」です。
 遠野の山に受け継がれてきた、一本一本の木やそれを育む森への感謝のこころ。そして、自然の大いなる循環を生き生きと巡らせる一翼としての使命を秘めて、「森林のくに遠野」は動き出しています。


「森林のくに遠野」の目指す3つの基本理念

■基本理念1:木の復権

「森林のくに・遠野」では、調湿(木の乾燥)、集成(集成材)、2次加工(プレカット)、製作(建具・内外装材・家具)といった様々な加工を施すことにより、産出木材の高付加価値化を図っています。

■基本理念2:林(業)の復権

森林組合、製材工場、集成材工場、プレカット工場、建具工場、家具工場といった、林業・木材・住宅関連産業が一箇所に集まり、有機的に結びつくことによって、合理的な生産と経営によるコスト・ダウンを図っています。

■基本理念3:森の復権

上記の基本理念1、2の機能によって生じた利益を基に、更に木を植え、森を守り、山林の有効管理を進めて水源かん養などの森林のもつ公益的機能を高めて『循環型林産業』の実現を図っています。

遠野地域木材総合供給モデル基地
遠野木材工業団地(木工団地)
森林(もり)のくに遠野
遠野市森林総合センター
TEL 0198-62-0631
FAX 0198-62-0632
 

2006.2.18 09:45