HOME > 森林のくに遠野・協同機構 > 「遠野式・循環型林産業」構築への挑戦
かつて、遠野の山仕事に携わる人々の間には様々な言い伝えがありました。「大木を伐った後にはその伐根に柴を指しておく」という習わしもその一つです。たとえ木を伐っても、後に新たな命が宿るように…という願いと木を植えることの大切さを伝えていくために…山と共に生き森の恩恵を受けていた人々は、ごく自然に「生命の巡り」への実感を共有していたのでしょう… 私たちは、未来へ永久に続く森の生命の巡りこそ、「循環型社会」実現へのキーワードだと考えます。そこで、自然を守るバランスと自然を育てるシステムの 構築という視点から、遠野独自の林業の活性化を図る一大プロジェクトが進められました。
それが、「森林のくに遠野・協同機構(遠野地域木材総合供給モデル基地)」です。遠野の山に受け継がれてきた、一本一本の木やそれを育む森への感謝のこころ。そして、自然の大いなる循環を生き生きと巡らせる一翼としての使命を秘めて、「森林のくに遠野・協同機構」は動き出しています。